明けましておめでとうございます。2013年の幕開けに際し、年頭所感をお送りします。
必死にやれば道は開ける!
昨年末、元巨人軍の松井秀喜選手が引退会見を開きました。松井選手が言っていましたね。
「命懸けでプレーしてきた」と…。
あの言葉に嘘はないと思います。だからこそ、日本で10年、アメリカで10年、活躍し続けてこられたのでしょう。そして、日本のファンもニューヨークのファンも松井に対して好意を持って引退を惜しんでいる…。
もちろん、野球の成績を残すことは重要です。それは必要条件。しかし、それだけでは松井に対するニューヨーカーや元同僚の(例えばジーター選手の)好意的コメントは引き出せないでしょう。ジーターは昨年、松井の所属先が決まらない時、「松井に仕事を与えないのはMLBの恥だ」とまで発言しています。
誰もが松井が命懸けでプレーしてきたことを認めているのです。
私は塾経営者に「必死で取り組むこと」を求めています。松井選手の言う「命懸け」と同じです。必死でやれば、必ずそれを見ている人がいて、引き上げてくける人がいるのです。あなたが必死で塾経営に取り組めば、それを生徒・保護者・地域は必ず見ています。そして、それを認めてくれます。塾生が集まらないはずはありません。
それでも、松井選手が引退をせざるを得なかった理由を改めて噛み締めなければなりません。松井選手は言います。
「成績がふるわなかった」
そう、プロである以上、成績が最重要なのです。いかに性格が良くても、いかに人格者でも…成績は必須条件です。
塾も同じです。
生徒の成績を上げる、志望校に合格させる…それを達成して初めてプロです。我々はアマチュアではありません。ボランティアで社会貢献しているわけでもありません。プロとしてビジネスを通して社会貢献する存在です。ならば、第一義的に「塾の成績」が問われるのは当然です。
以前も言いましたが、「当塾は成績を上げることを目的とする塾ではありません」は、絶対に言ってはいけない。それは、成績が上げられないことの言い訳と捉えられるだけです。この言葉が許されるのは、圧倒的に成績を上げている塾だけです。今年は、塾生の成績を上げることに必死になってください。それを形で見せてください。生徒の成績に責任を持つ塾であってください。そうでなければ、地域の支持は得られません。
保護者に対して、「家庭での勉強については、少し保護者がチェックしてあげてください」と言ってはいけないのです。志望校合否の可能性を聞かれて、「そうですね。これからの本人の努力次第ですね」と言ってはいけないのです。あなたが責任を持つ姿勢を示すことです。
今の時代、誰もが頼れる者を求めています。その期待に応えなければなりません。そして、その期待に応えるために必死で取り組む…。
それで万が一、志望校に合格しなくても、恨みに思う人はいません。塾が手を抜いて不合格だった時、恨みが生じるのです。
昔、業界そのものが拡大発展時代は良かった。塾に対する許容範囲も広かった。でも、今は時代が違います。大袈裟に言えば、塾業界も普通の業界になったということです。誰もが腕の良い医者を求めるのと同じように、誰もが能力の高い塾・教師を求めているのです。それに応え続ける塾だけが発展し、生き残っていくのです。
今年、あなたが為すべきことは1つです。生徒の成績向上・志望校合格のために必死になることです。そうした塾にとってマーケティングは大きな武器になることでしょう。
2013年、あなたが必死で塾経営に取り組み、多くの塾生を集め、多大なる社会貢献することを心から願っています。まずは…入試と新年度募集対策に全力を!