全国的に記録的な寒波と豪雪が襲い、ここ名古屋でも15cmの積雪がありました。昨年、札幌のアイスバーンで転倒、骨折という失態を犯したしにとって、雪道は恐怖です。あなたの町はいかがですか?無事をお祈りしています。
1月のセンター試験を皮切りに、いよいよ受験シーズン本番に突入しました。これから3月中旬まで、気が気でない毎日が続きます。ただ、受験生には最後まで諦めることなく、挫けることなく、全力で受験に挑戦してほしいものです。最後まで挑戦を諦めなかった者には、その合否にかかわらず、必ず僥倖が待っています。
例えば志望校に不合格だった場合、頑張った子どもほどショックは大きく、「こんなことなら、あんなに勉強するんじゃなかった」とさえ思うことがあります。しかし、その後悔は必ず克服することができ、成長の糧にすることができます。ところが、精一杯の努力をしなかった者は、不合格の時も(表現は不適切かもしれませんが)ヘラヘラしています。あまりショックを受けません。しかし、彼は10年後、20年後…いえ、一生涯悔やみ続けることでしょう。「あのとき、もっと真剣に勉強していればよかった」と。
後悔には2種類あります。「やった後悔」と「やらなかった後悔」です。前者はすぐに取り返すことができますが、後者は一生の悔いとなります。
人は「自分はやればできる人間だ」と思いたい動物です。「やればできると思える条件」はただ一つ…何もやらないことです。何もやらなければ、可能性だけは残ります。しかし、それでは何の成長も前進もありません。
有名な例え話があります。
ある国の兵士が王女様に恋をしました。思い切って告白すると、「これから1年間、毎日休まずに私の部屋の窓の下に立ち続けてくれたらあなたと結婚します」という手紙が届きます。兵士は狂喜し、雨の日も雪の日も窓の下に立ち続けます。そして、ついに明日が最後の日という前夜、彼の中に大きな不安と疑念が沸き起こります。
「本当に王女様は約束を守ってくれるのだろうか。単なる気まぐれか冗談で言ったのではないか。もしかしたら、そんな約束さえ忘れているかもしれない。1年間立ち続けた自分を笑い者にするかもしれない…」
悶々と眠れない夜を過ごした兵士は何と、最後の日、窓の下に立つことをやめてしまったのです。
あなたは、最後の日も立ち続ける勇気がありますか?もしかしたら残酷な結末が待っているかもしれないという恐怖に打ち克ち、それと向き合う覚悟がありますか?
今、受験生は「残酷な結末の恐怖」と必死に戦っています。我々がそこから逃げることは許されません。塾人としての覚悟が問われる残り1ヶ月です。