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【新連載】「『教える』って何?」講座(2)
「生徒を惹き付ける方法<1>」

中平徹也氏

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私が初めて本格的に教えたのは、中学理科でした。理科という科目は英語や数学ほど重要ではなく、そしてなんといっても理系科目ですから、嫌われることが多いのです。
ご存知の通り、ゆとり教育のせいもあって理系離れが問題になっています。

  (1)理科に触れる時間が短くなる
→(2)本当の理科の楽しさを知ることができなくなる
→(3)理科に興味を示さなくなる
→(4)理系が少なくなる
→(5)ますます隅に追いやられる…

しかしだからこそ私は理科を指導することを選びました。みんなが難しいと感じている教科だということは必然的にレベルを下げなければならず、その結果、少し勉強しただけで高得点が可能であると考えたからです。ちなみに予備校や大学では物理・地学を教えています。僕自身は物理は苦手教科であり、得意教科は数学と化学です。それでも物理を選んだのは上と同じ理由です。

さて、理論的に言えば「理科の楽しさをどう教えるか?」ですが、たまに実験や図鑑などを用いてまるで理科博士のように教えると考えられることがあります。確かに理科の楽しさを教えるにはすばらしいと思いますが、このような実験などをするのは準備が大変ですし、指導もかなり大変です。それに少なくとも学習塾では「理科の楽しさ」を知るためというより、手っ取り早く高得点をとる要望が強いと思います。

ではどのようにして生徒を惹きつけるのか?それは『面白い、わかりやすい、楽しい』と思わせるだけです。そのためにはネタは欠かせません。邪道と思われるかも知れませんが、理科に限らず、どんな教科でも、話を聞いてもらわないことには、すばらしい説明も、洗練された教材も意味がありません。ですから、まずは『楽しい』と思わせることに全エネルギーを使います。


さらに私は「講師の説明のおかげで生徒の成績が上がる」なんて思っていません。たまに「俺のおかげで成績を上げてあげたのに…」とおっしゃる人もいますが、成績を上げたのは生徒本人の努力に他なりません。私が講師として教えることは単なる「動機付け」であって、説明方法で成績が上がるとは考えていません。もちろん、最大限「わかりやすい」説明を心がけていますが…。

つまり、
  (1)生徒が『面白い』と感じる
→(2)『じゃあ聞いてみよう』と思う
→(3)「わかりやすい説明をする」
→(4)生徒は(しっかり聞いているから)『わかりやすい』と感じる
→(5)『じゃあやってみようと思う』
→(6)できるから『楽しい』と思う
→(7)実際にたくさん演習することで力がつく」というだけです。

ではどんなネタがあるのか…?それは次回に。

 
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