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「生徒を惹きつける+α」講座(8)
「7.自宅での学習の方法」

中平徹也氏

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よく、「家ではなかなかやる気が起きない」という話を聞きます。「さあやろう!」と思ってもなかなか集中が続きません。ここでは教科毎の計画を工夫することで、少しでも自宅で学習を継続する方法をお話します。

(1) 苦手教科は一日の学習の2教科目に行う。

「さあやるぞ!」と思っていざ勉強を始めるときに、目の前に苦手教科があるとせっかくのやる気も最高潮に達するまでに萎えてしまいます。得意でも不得意でもない教科から初め、本当の意味で乗ってきたら苦手教科に立ち向かいましょう。

(2) 得意教科は休憩前に行う。

ある程度自学自習できる場合に限りますが、得意教科は苦にならない分、特に計画を立てなくても机に向かいます。むしろ疲れたときや休憩前に得意教科の学習を取り入れることで、「もう少し頑張ろう」という気持ちにもなり、結果として学習時間が拡大します。

(3) 暗記系教科は一番最後(就寝前)に行う。

脳の構造上、寝ているときに記憶が定着します。漢字や英単語のような単純に暗記するものではなく、歴史や文法など、体系的な暗記が必要な教科は就寝前に行いましょう。

(4) 休憩を取りたくなった場合、すぐに休憩をとるのではなく、別のテーブルに向かう。

いつも使っている学習机とは別のテーブル(ちゃぶ台など)を用意し、その上に得意教科の教材か、単語など比較的簡単に仕上げられるものを置いておきます(つまり本人にとって比較的勉強に入りやすいもの)。「休憩しよう」と思ったときにそのテーブルに移動することで姿勢や景色が変わり、気分転換になるため、もうひと頑張りできます。

(5) 達成感を感じるようなゲーム感覚を取り入れる。

一番重要なのがこれです。例えばロールプレイングゲームのようなゲームなどは、何段階かに分けて(「シナリオの途中で比較的強い敵が出現します」)達成するようになっているため飽きることなく継続できるようになっています。

例1)小さな目標を掲げ、紙に書いて机に貼り、達成したものには大きく×をつける。達成ごとの自分へのご褒美を決めておくのも○。
例2)ゴールまでのマス目をつくり、一定の分量ごとにマス目を塗りつぶす。

    0%   20%   40%   60%   80% 100%
英語 問題集名 9/22 9/28 9/30              
国語 問題集名 9/14 9/25 9/29 10/4            

ゴール


(6) 音楽を聴きながら・テレビを見ながらの学習はしない。

有名な話ですがまだまだ音楽を聞きながら勉強する生徒も多くいます。確かに時間が早く過ぎるように感じ、「勉強した!」という気がするのですが学習内容が頭にほとんど残りません。

以上を踏まえて、大体の流れや学習教科の構成を作ります。

数学が得意で物理が苦手な場合

科学 単語 休憩 物理 単語 休憩 英語 休憩 地理

もちろん毎日上記のようにたくさんの教科を学習しなければならないというではありません。
上記はあくまで基本プランであり、学校や習い事の関係上、自習時間が少なくなるような場合は教科の重要度に応じて曜日ごとに一部の教科を削除していきます。ただ、1つの教科を長時間学習するよりも、たくさんの教科を毎日少しずつ学習する方が効果が上がります。
また、削除することで多少上記の法則が崩れる(上記の場合、化学を省くと苦手教科である物理が先頭に来てしまいます)ことがあります。このときは英語を一番初めに持ってくるなどの工夫が必要です。

 
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