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エディブロ ネットセミナー
メルマガ 2015年12月

※このコラムは2015年12月にエディブロ導入塾に配信されたメルマガからの転載です。
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森智勝氏

明けまして、おめでとうございます。2016年があなたにとって最良の年になりますように…。

さて、2016年はどんな年になるでしょうか。注目すべきは、来年度(2017年度)から本当に消費税が10%に引き上げられるかどうかです。予定通りに実施されるとすれば、来年度の景気後退は必至です。「教育産業は産業構造の川下にあり、景気の動向に影響を受けない」と言われていたのは昔のことです。リーマンショック以後の日本では、教育界も特別な業種ではなく、景気の動向に左右されるようになっています。と、すれば、今年はしっかりと利益を出しておく必要があります。あらゆる手段を講じて利益を確保しておきたいものです。

教育界にとって最も関心の高い大学入試改革(高大接続システム改革)の最終まとめが、近々に提出されます。8月に出された中間まとめで、だいたいの方向性は示されました。すでにご存じのように、2020年度(現中学1年生対象)からセンター試験が廃止され、それに替わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が複数回実施されます。現中学1年生は、現中学2年生よりも早く大学入試に挑むことになります。彼らが高校生になるまで2年です。塾としてどう対応するのか、今年はそのための準備に本格的に着手すべき年です。

文部科学省は、「これからの子どもたちに必要な能力」として、次の3つを挙げています。

  1. 十分な知識・技能
  2. 答えのない問題に自ら答えを見出していく思考力・判断力・表現力
  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

これらの能力を身に付けるために教育現場にアクティブ・ラーニングの導入を求めています。すでに学校現場では、アクティブ・ラーニングの手法を学ぶべく、さまざまな研修を導入しています。アクティブ・ラーニングは塾にとって大きなアキレス腱になりかねません。指導時間に制限のある塾で、アクティブ・ラーニングを導入するのは至難です。しかし、世の趨勢がそれを求め、学力評価に導入されるとなれば、学校教育の補完機関である塾が傍観していたのでは遠からず見捨てられてしまいます。

多分、キーになるのは反転学習でしょう。現在主流の学習方法は、「塾で予習」⇒「家庭で復習」の方法です。それを、「家庭で予習」⇒「塾で探求学習」にチェンジすることです。そうすれば、塾での探求学習にアクティブ・ラーニングを導入することが可能です。IT教材の進化が、それを可能にしてくれると期待されています。

いずれにせよ、大学入試改革は塾の現場の改革を否応なしに要求してくることでしょう。これをピンチと捉えるか、チャンスと捉えるか…。そして、あなたの塾はどう舵を切るか…。2016年は、そうした大きな決断を迫られる年になります。

このメルマガをお読みの全ての塾が、今年を契機に大きく飛躍されることを心から期待しています。今年もよろしくお付き合いください。

 
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