HOME > エディブロ ネットセミナー > 中小塾のための「集客の極意」⑧-マーケティングは見込み客に向けて-

エディブロ ネットセミナー
中小塾のための「集客の極意」⑧
-マーケティングは見込み客に向けて-

※このコラムは2014年2月にエディブロ導入塾に配信されたメルマガからの転載です。
写真
森智勝氏

先月号まで、様々な商品力についてお話してきました。塾というビジネスにおいて、「授業」は商品そのものです。商品力が劣っていたのでは、何をどう頑張っても上手くいきません。マーケティングの話の前に、長々と「商品」を話題にしてきたのは理由があります。ともすれば、「マーケティングさえ工夫すれば商品力がなくても売れる」と誤解されやすいのです。その誤解を避けるために、商品の話を最初にさせていただきました。

今回から説明するマーケティングは、「本物の商品力」を前提に威力を発揮すると心得てください。

塾に限らず、全てのビジネスにおいて顧客獲得のサイクルは共通です。

  1. 見込み客を集める
  2. 見込み客を顧客にする
  3. 顧客を上客にする
  4. 上客から紹介客を募る

これ以外にありません。当然、最初の「見込み客を集める」が最重要です。多くの塾経営者が、この見込み客の把握ができていません。勘違いをしているのです。こんな風に…

対象となる中学校の生徒数が計1,200人、小学校の生徒数が…こうして足し算した生徒数が「見込み客」だと考えていると戦略を誤ります。まず、通塾率の問題があります。たとえ市場の生徒数が2,000人いたとしても、約半分は塾に通いません。また、個別指導には通わせない(集団指導塾には通わせない)という家庭も一定割合存在します。そうした要素を考慮すると、見込み客の割合は市場生徒数の約2割程度です。2,000人規模の市場ならば、400人が「あなたの見込み客」です。さらに、そこからセグメント(絞り込み)が必要です。あなたが得意とする対象生徒に絞り込みます。すると、半分の200人程度が獲得最大値になると考えられます。この200人に対して、「あなたにとって最も相応しい塾がココにありますよ」と主張するのです。けっして、2000人全員を対象としてはいけません。

多くの塾が、この絞り込みができていません。「学校補習からトップ校合格まで」と主張してしまいます。塾としては「誰でも(どんなレベルの生徒でも)大丈夫」という気概はあるのでしょうが、外から見ると「いったい、何が得意な塾か」が分からなくなるのです。分からないところには近づかないというのが、人の習性です。あなたの塾が最も相応しい200人に向かってアピールする。すると、アピールの仕方も自ずと変わってきます。

さて、見込み客を集める最初のツールはチラシでしょう。最近は「チラシの反応率が悪くなった」という声を聞きますが、まだまだチラシよりも費用対効果の高い宣伝媒体はありません。まずは、反応率の上がるチラシ作りを考えましょう。

この春に作成した自塾のチラシを思い浮かべながら、以下の話を聞いてください。

まず、チラシの位置付けを確認します。見込み客が入塾に至るまでの過程は次のようになります。

  1. チラシを見る⇒ホームページを見る
  2. 問い合わせの電話を掛ける
  3. 入塾面談に来塾する
  4. 体験授業を受講する
  5. 入塾する

この流れを見れば分かるように、チラシの目的は「ホームページを見てもらって問い合わせの電話を掛けてもらうこと」です。反応のないチラシは、「いきなり入塾を求める作り」になっています。象徴的なのが「塾生募集」というキャッチコピーです。さすがにこれはハードルが高すぎます。人は、5メートルの壁を前にすると動けません。しかしそこに、階段を用意してあげると、自力で5メートルの高さまで登ることができます。チラシで入塾を求めるのは、5メートルの壁を飛び越えろと言っているようなものです。そうではなく、次の一歩を促すことです。それが「ホームページを見てもらう」であり、せいぜい「問い合わせの電話を掛けてもらう」のレベルです。そのために必要なことは…

チラシを見た人に、塾に興味をもってもらうことです。興味のない塾のホームページを覗く人、ましてや問い合わせの電話を掛ける人はいないでしょう。

これから数回に渡って、チラシ作りの具体的方法を解説します。夏期講習~来春募集を視野に入れたメールセミナーです。じっくりと腰を据えて?お付き合いください。

次回は「キャッチコピー」がテーマです。チラシの中でキャッチコピーが最重要であり、半分以上はキャッチコピーでチラシの成否が左右されるのです。

 
© 2015 全国学習塾援護会