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中小塾のための「集客の極意」⑦
-商品力の向上を図れ!「自立学習指導塾のケース」Ⅱ-

※このコラムは2014年1月にエディブロ導入塾に配信されたメルマガからの転載です。
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森智勝氏

明けましておめでとうございます。今年もエディブロ/メールセミナーでお付き合いください。

前回、「学習効率を極限まで高める機能と生徒の学習意欲を高める機能」を兼ね備えなければ、自立学習指導塾は成功しない」とお話しました。

多くの自立学習指導塾は、「自立」の名の下に「学習内容」や「宿題」まで塾生に決めさせているところがあります。もちろん、それが理想です。それで成績が向上しているのでしたら、それがBESTです。しかし、子供は未成熟な存在です。それで成績向上が果たせない生徒が大勢いるのが実情です。今、自立学習塾が苦戦している原因も、ココにあります。成績の上がらない塾は基本的に支持されません。

皆さんはコーチとトレーナーの違いをご存知でしょうか。コーチはブランド名にも使われ、そのロゴも有名ですから語源を知っている方がほとんどでしょう。そう、馬車です。では、トレーナーは?「人」を意味する「er」を除くと明らかです。そう、トレイン=列車です。

つまり、馬車であるコーチは、乗客の望むところへ連れて行く存在であり、列車であるトレーナーは決められた目的地まで最短コースで連れて行く存在です。塾が「成績向上」「志望校合格」という明確な目的地を持つ以上、塾教師はトレーナーでなければならないのです。特に、自立学習塾の指導者には強く求められます。ところが前述のように、多くの自立学習塾の指導者がコーチになっている。何もかも塾生の意志を尊重し、自由にさせ過ぎているのです。これでは「学習効率を極限まで高める機能」を果たすことはできません。

少なくとも、未成熟な子供を相手にしている以上、確かなレールを敷く責任は指導者にあります。

その子にとって今、必要な学習は何か。量と質は?…そうした的確な判断と指示は、学習指導のプロである指導者が提示しなければなりません。

塾はニーズで成り立っているビジネスです。「客」は何か問題を抱え、それが自分では解決できないからプロである塾を利用しています。それなのに、塾が「自立学習」の名の下に全てを生徒任せにしているとすれば…それは「客」のニーズに応えていないことになります。

念のために申し添えますが、私も勉強とは本来、「自立学習」以外には存在しないと考えている者です。学力に限らず、人の全ての能力は自らの努力と訓練によらなければ向上させられません。子供を馬に例えるのは不適切ですが、「馬を水辺に連れて行くことはできても、飲ませることはできない」というたとえの通りです。

ところが、多くの自立学習塾が「水辺の在り処(ありか)」すら提示していないのが現状です。塾生に、「自立だから自分で水辺を探しなさい」と言っているのです。

日々の学習指示書(タイトルは何でもいいのですが)は「水辺の在り処」を示すことです。その作成に全力を挙げなければなりません。生徒に、保護者に、「ああ、この塾は自分の(我が子の)学習状況とその処方箋を知っている」と思わせなければ、自立学習塾として高い評価と支持を得ることは難しいでしょう。

その上で、「自ら水を飲む行為」をいわゆる自立して行わせる…それが自立学習塾の本来の在り方です。そこには自立学習塾が備えなければならないもう一つの機能、「生徒の学習意欲を高める機能」が不可欠です。それに関しては次回、詳しく説明します。

受験本番期と春期募集期が同時にやってきます。大変だとは思いますが、それこそ塾人の醍醐味です。健闘を期待します。

 
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