モリモリ元気レポート[58] -つむぎクラブ掲載文より

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森智勝氏

2月、受験本番の月ですね。私事ですが、末娘が大学受験生でして、連日、私大の入試に臨んでいます。テレビでは雪の中、中学入試当日を迎える様子が放映されていました。塾関係者にとって、最も緊張し、最も喜怒哀楽が顕著になる時期です。最後の最後まで、塾生をしっかりサポートして下さい。

受験指導と並行して、新年度の募集活動も本格的に始ました。中小塾にとっては、この2つの重要事項を両立させることは非常に困難です。しかし、それを克服しなければ、塾の安定経営は望めません。特に、昨今の不況の影響で、今年の募集状況は昨年にも増して厳しいと予想されています。昨年と同じことをしていては、昨年以上の集客は難しいと覚悟して下さい。

そんな厳しい中でも、塾業界にとって明るい状況があります。子供手当ての支給と、高校授業料の実質無料化の開始です。特に、高校授業料の実質無料化は、塾業界には大きな追い風となります。昨年来強調していることですが、これからの塾は、従来の小学生・中学生中心の補習塾から、中学生・高校生中心の進学塾へと変貌しないと生き残れません。一つは年齢構成の激変(少子化)、もう一つは高校入試に対するニーズ圧力の低下が、その理由です。ぜひ、高校部の創設・充実に至急取り掛かって下さい。幸いなことに、映像教材の進化が著しく、全国どこでも高校部の開設が容易になっています。

もう1つの「子供手当て」ですが…これによって通塾率が上がることは期待できません。13,000円の支給で通塾を考えるような教育熱心な家庭は、すでに子供を塾に通わせていると考えるべきです。今、子供を塾に通わせていない家庭が、13,000円を塾費に回すとは思えないのです。

それよりも、既塾生を対象に、6月からのオプション商品を考えてはいかがでしょうか。いわゆるアップセールスです。(6月は子供手当ての初回支給月です。)すでに子供を通塾させている家庭の方が、子供手当てを塾費に回す率が高いと予想します。手当ての半額~1万円程度のオプションを用意するといいでしょう。ぜひ、今から企画を練って下さい。十分に間に合います。

最後に小さなアイディアを提供します。地元の学校の卒業式・入学式に祝電を送ってみてはいかがでしょう。式で読み上げられることも多く、そうでない場合でも、必ず掲示板に披露されるはずです。塾生も喜びますし、見込み客に対するアピール効果は高いですよ。

最多忙期、全力で取り組んでください。今が最大のエネルギーを発揮する時です。大丈夫です。気力が充実している時は病気にもなりませんし、忙しい時ほどアイディアは降って来るものです。

 
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