モリモリ元気レポート[26] -つむぎクラブ掲載文より

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森智勝氏

各塾とも春期講習と新学期の準備に忙しいことと思います。私は春のセミナー巡業?が始まり、先週末は東京、今週末は高松を訪問する予定です。

先日、ある塾長さんから連絡がありました。「セミナーに参加する予定でしたが、塾生の都合でその日に模試を実施することになりました。行けなくなってすみません。」とのことです。多分、塾生の部活か何かの用事で振替えの模試を実施することになったのでしょう。非常に熱心な塾です。しかし、同時に次のことを思いました。

ビジネスにおいて消費者ニーズは重要です。ところが、多くの経営者が消費者ニーズ=顧客ニーズと考えています。それはそれで間違いではないのですが、実は、より必要なのは顧客ニーズではなく、「見込み客ニーズ」です。なぜなら、顧客に要望を尋ねると、2つのことしか返ってこないからです。それは「もっと安く」「もっと便利に」です。そこからは新しい発想やヒントは得られません。逆に既存客に振り回される危険性もあるのです。(今回の例で言うと、「もっと便利に」の要望に応えたというところでしょうか。)

もちろん、既存客のニーズに応える必要がないという意味ではありません。常に見込み客のニーズがどこにあるかという視点を忘れてはいけないということです。新規顧客を獲得する努力を怠ったビジネスは衰退していく宿命にあるのです。セミナーに参加すると、新たな情報に触れることができます。そして、それは見込み客ニーズの発見につながることもあるのです。

塾の経営者は、ややもすると教室と自宅の往復に終始してしまいます。ぜひ、積極的に情報を取りにいってください。都麦出版の鳥居氏は、大阪だけでなく東京のセミナーにも参加していました。特に、東京は福岡から当日入りしての参加でした。こうした姿勢が都麦出版のユニークな?教材開発につながっているのでしょう。

6月には恒例の「つむぎセミナー」が開催されると聞いています。こうしたチャンスを自塾の発展に活かしましょう。

 
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