モリモリ元気レポート[19] -つむぎクラブ掲載文より

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森智勝氏

いよいよ夏期講習が始まりましたね。塾業界にとっては稼ぎ時の最も忙しい時期ですが、私のような仕事をしている者にとっては失業期間…ではなく、充電期間です。いっぱい本を読んで、多くの塾、企業を訪問して皆さんにお届けできる「学び」と「気付き」を収集してきます。

その第一弾として「つむぎセミナー」にもご参加いただいた埼玉県のある塾を訪問してきました。1対2の個別指導ながら1教室で400名以上を集客している優良塾です。

教室に入って目に付いたのが、丸い「ちゃぶ台」。ここでは塾生の自習も講師の日報もフロアに座って低い「ちゃぶ台」で作業しています。教室内には鳥のさえずりが流れています。

以前もお話したことがあるかもしれませんが、ほとんどの塾は機能を追及するばかりに、全てが幾何学的な長方形で出来ています。部屋も長方形、教室も長方形、机も椅子もミーティングテーブルも…。すると、どこか落ち着けない空間が出来上がってしまいます。

塾が子供たちの生活の場としてその地位を確立してきた今、居住空間としての視点を持つことは重要です。教育空間研究所の四十万氏によると、首都圏の御三家と呼ばれる私立中学に合格した子供たちの多くは、勉強部屋があるにもかかわらず、リビングやキッチンで勉強しているそうです。理由は…落ち着けるから。

学習は脳がリラックスした状態でα波に満たされたとき最も効率が上がることが知られています。指導法や教材に工夫することは重要ですが、学習環境という切り口で教室運営を考えると、できること、しなければならないことは多いと思います。床の色、壁の色、あるいは机の配置を変えることでもガラッと雰囲気が違ってくるものです。既成概念に囚(とら)われず、「小さなできること」を実践していきましょう。

これからの1ヶ月、暑い中での最多忙期。大変だとは思いますが、頑張って乗り切ってください。

「暑い夏をより熱く!」

皆さんの健闘をお祈りしています。

 
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