モリモリ元気レポート[6] -つむぎクラブ掲載文より

中小塾逆襲の時代が来た!

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森智勝氏

既にお知らせのように、6月12日(日)に京都で「つむぎセミナー」の講師を昨年に引き続き務めます。今回は、そのプレ・セミナー(イントロダクション)をお届けします。

今年は中小塾逆襲?の始まりの年と考えています。ここ10年続いた大手優位の勢力図を転換させるチャンスです。キーワードは地域密着・顧客主義です。

例えば、その地域の子供達が目指す高校は限られています。必要のない高校の一般的な資料で全体のボリュームを出すよりも、我が子の志望対象となる限られた高校の詳しい資料を保護者は求めていることを知るべきです。

ある塾は「高校資料」の中に詳しい通学方法(どの駅の何分発の電車に乗り、どこで乗り換えると何時何分に着くか。所要時間は何分か、等々)から修学旅行の行き先、費用、毎月の積立金額まで載せ、そうした工夫で地域の絶大な支持を集めています。

ところが、ほとんどの中小塾はテスト業者から送られてくる資料をコピーして配布するだけです。前述のように、ほとんど必要のない高校資料まで付けてボリュームを出し、見た目の立派さだけを主張して…。これでは地域密着とは程遠い。彼らの地域密着とは、単に「地元の子供しか通わない塾」の意味しかありません。

細かな情報(学校発だけではなく、学生・保護者の生の声も)が集約される仕組みを作ればよいのです。地域の子供達が常に集まる塾、もっと言えば大人たちも集まる塾作りです。塾長(教室長)は学問を指導する技術屋ではなく、地域のオピニオンリーダーを目指さなければなりません。塾が地域の情報発信基地になれば、自然と人は集まってきます。

デジタル全盛の社会だからこそアナログ戦略の重要性が高くなっています。なぜなら、人はデジタルに感心はしても感動はしないからです。そして、人を行動に駆り立てるものは、いつの時代でも「感動」です。いかに「感動」を創造するか。それは顧客に対してはもちろんのこと、オーナー・社員・アルバイト…全てのスタッフにとっても重要なことです。マーケティングとは感動を伝えるための手段に他なりません。

以上のような戦術を実行に移すには中小塾の規模がはるかに有利です。「中小塾逆襲」時代の到来と考えています。言ってみれば「原点回帰」です。私は塾業界全体の成長カーブが一段落(一周)して原点に戻ると予想しています。中央集権から地方分権の時代です。

私のところにはFC加盟者からの相談も多いのですが、その内容のほとんどが「本部から提供されるチラシでは生徒が集まらない」というものです。まあ、それだけが理由ではないのでしょうが。(根本的な理由はオーナーが本部に頼りきっている依存体質にある。そんな人物には誰も魅力を感じない。当然、その人が経営する塾にも…)少なくとも、本部主導の中央集権的集客戦略が通用しない時代になってきているのは確かです。

今回のセミナーでは以上のような観点から、中小塾が今すぐ実行できる具体的な手法(成功例)をお伝えします。ぜひ、京都へお越し下さい。

 
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