モリモリ元気レポート[2] -つむぎクラブ掲載文より

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森智勝氏

明けましておめでとうございます。いよいよ勝負の年を迎えました。私は中小塾にとって2005年は反攻の年と考えています。

塾業界は1997年から縮小均衡時代に入りました。すると2対8の法則(パレートの法則)により上位2割の大手塾が圧倒的な強さを発揮します。実際、ここ10年近くは大手塾の隆盛と中小塾の衰退の時代だったと言っても過言ではないでしょう。しかし、一方では売り手市場から買い手市場への転換という側面があります。言い換えると体力勝負から頭脳勝負への転換ということです。つまり、1人の頭脳が100人の頭脳に勝つことも可能なのです。第1期淘汰の時代を生き延びたあなたには、これから始まる本格的な淘汰時代を生き抜き発展する資格と責任があります。地元に根付いた中小塾が全国規模で展開する大手塾の対極に活き活きと存在することが地域社会の(少し大袈裟に言えば)日本の将来にとって必要不可欠だからです。

反転攻勢に出る前提として考えていただきたいのは「儲けることは悪ではない」ということです。中小塾経営者のほとんどは「教育者たる者、儲け主義に走るのは…」と思っています。しかし、資本主義は「お金を投票券とする民主主義」です。高い付加価値を有するところに「お金」は集まってきます。イチローが10億円以上の年棒を取っていることに誰も疑問を持つことはないはずです。提供するサービス(商品)の付加価値によって「利益」は決まるのです。それは「社会貢献」と同意語です。社会貢献度の高いサービス(商品)を提供することでのみ、あなたの社会的存在価値は生まれるのです。

よく聞く言葉に「大手は儲け主義だから…」というのがありますが、それは「社会貢献主義」というビジネスにとってごく当たり前のことです。本音と建前は離反するものではありません。表裏一体のものです。であるからこそ、あなたの「建前」を磨くことが重要になってくるのです。それは理念であり方針でありミッションであり…つまるところ思想哲学です。

21世紀のビジネス社会は思想哲学なくしては成立しないと覚悟してください。それが世に言う「物質文明から精神文明への転換の在り方」そのものの正体に他なりません。

 
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